主題
~~ 愚笑楽 と 5つのS ~~

この表題は我々3人のホームページのコンセプトとなっている訳であるが、この3人は組織に依存せず、自立して生きている者たちである。
そして、この3人は人から何を言われようが、己が良しとする生きかたを貫いていこうと心に決めた者たちでもある。
21世紀の新しい生き方のモデルになるかどうかは分からないが、精神が喚起する生きかたを求めていこうとしている60歳台の普通のおじさん達である。
コンセプトの愚笑楽は読んで字のごとくで、たった一度の短い人生の最終章を、「バカになって笑い楽しもう」ということである。
そして、これをもう少し具体化したキーワードが「5つのS」である。

まず第一は「シンプル」である。

これは山登りと同じで、余計なものは捨てていかないと喜びに満ちた天国である頂上にはたどり着かないのと同じことである。
また、大きな荷物を沢山担いで頂上に登ろうとしたのでは、山の途中にお隠れになっている神様に会うこともできず、精神的感動や喜びは絶対に得られない。

第二は「スロー」である。

これは焦らず、一歩一歩ゆっくりと足を前に進めることである。
標高300メートルの裏山であっても、頂上まで登るのは結構苦しいものである。
それでも一歩一歩自分のペースに合わせてゆっくり登っていくと、気がついたときにはあの世の入り口である頂上で微笑仏の顔をしている自分に気づく。

第三は「センス」である。

これは感性と捉えていただいてよろしいかと思う。
この感性を身につけるにはトレーニングが必要である。
どんな事でも本当に楽しみたいと思うなら、それ相応の訓練が必要である。
それなくして精神の喜びも感動も手に入れることはできない。
山の中にお隠れになっている神様を発見する能力はこの感性以外ない。
そして感性を磨くためには、自分を殺し、対象になりきることである。

第四は「スピリチャル」である。

これは精神の喜びであり、我々3人が目的とするところのものである。
この精神の喜びは、ものの充足やお金の多寡では得られるものではない。
このことはすでに多くの人々が理解しているところである。
本来の人間が最終的に求めるところの精神の喜びはシンプルに徹することによって得られる。
この喜びを手に入れる人は、生かされていることに感謝し、欲をかかず、これからの未来に対し「足るを知る」ことのできる小欲知足の生き方を実践している人である。

第五は「スマイル」である。

心から満足し精神的喜びを実感しているときに現れる表情が微笑である。
勝負に勝ったときの高笑いではなく、赤子のような、微笑仏のような、鏡のような清浄な心は見る人の心も癒していくものである。

我々3人はこれら5つのキーワードに準じて生きるといった堅苦しい考えはしていない。
ただ我々はこの5つの指針がなんとなく自分達の心にフィットしていることは間違いなく、日々の生活に遠からず生きていると思っている。
  
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