始めに
この頁では「自作GPSナビ」「使い方」「里山コース」「生活に役立つ便利MAP等」を紹介してゆきたい。
 最近里山ブームである。散歩、体調維持、訓練、レジャー、本格的登山の足慣らし等、理由も多様だ。高齢化社会が到来したのだから無理もないといえる。何しろ手軽に始める事が出来、達成感も得る事が出来るから、病み付きになる。とはいえ、活動範囲を広げようとすると情報量も少なく、人の話を聞いては、やみくもに山を歩く事となる。それはそれで面白いのだが・・・。
Map_sampl
 絶景ポイントを探ったり、民話や言い伝えを見聞しそのゆえんを考えたり、花の名前や植生を調べたり、時には自然の恵みに遭遇し、思いもかけない食材を得る事が出来れば、興味は尽きない。厳として佇む霊峰に挑戦し、高山の澄み切った空気を満喫するのも悪くない。が、里山には里山の面白さがある。

 日本全国には、多様な里山があり、色々な生活がある。この桐生の地も同様である。
興味ある話を聞いた。
 関東平野北端の山際に位置する桐生の地は、古来山岳信仰の霊域である日光山地を背後に、その霊域への入り口だったのでは?
又、後に戦国の日本を統一した徳川家の始祖は、この地の出自であり、家康は、江戸幕府の長期存続を願う上で、この地の持つ特別の意味を理解していた。それ故,日光東照宮に神として存在し、「 江戸幕府を守護、日本を後世代々支配する仕掛け 」として日光東照宮を建立。神として降臨する山を根本山にしたのではないか?
家康、秀忠、家光と三代の将軍に使えた天海僧正が、根本神社の門前町として桐生新町を整備したのもそれによるのではないか? そう考える理由として・・・・」というのである。
詳細は今後の研究に待つとの事であるが、大いなるロマンを掻き立ててくれる話である。
この辺りの内容は、桐生市にある古刹「光明寺」住職、坪井良行師の業績「天海大僧正が作った桐生新町」に詳しく記されている。
 又、天海僧正といえば、明智光秀説([その1])等もありなぞの多い人物である。その人物が、足利学校に学び、太田市尾島町世良田の「長楽寺」で住職まで勤めたという。
 更に根本山には、(江戸時代)皇族から庶民まで信仰していたという「根本山信仰」がある。弘化2年(1845)里宮大正院焼失で、古記録いっさいが消失したという事である。根本神社の詳細が不明なのは残念である。
 加えて、井伊直弼と黒弊の天狗の伝承、徳川埋蔵金の話等等、この地から根本山をへて日光山地へ至る里山は話題に尽きない。

里山歩きは面白いが、山歩きであり危険を伴う。
PDSyamaNAVI  近年インターネットが普及し、電子地図(国土地理院、Google、Yahoo!)、航空写真(GoogleEarth)、その他諸々の情報取得が随分楽になった。とはいえ、詳細なコース情報は捕らえにくく、山歩き途中の自己位置の同定は習熟が必要である。下手をすると迷子になり事故に結びつかないとも限らない。
 昨今カーナビや携帯ナビが普及し、なにかと「GPS」が話題になる。常々「GPS」に興味を持っていたが、相応に高価なので「年金暮らしには高嶺の花」と諦めていた。しかし、ネットオークションで「PDA」の中古品が販売されていて「一万円」前後で手に入るという事を知り、それに触発されPDAを利用した「山歩き用GPSナビ」を作る事にした。自作するにはもっと良い方法もあると思う。が、参考までに自作メモを公開する事とした。
 添付のマップは、自作GPSナビを活用した群馬県桐生市の茶臼山ハイキングマップである。

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